2005年10月1日(土)13:16
イスタンブール(ドイツ通信社)
トルコのEU加盟交渉開始を巡る危機はEUに対するトルコ国民の信頼を揺るがした。土曜日にトルコの報道機関が伝えた世論調査によれば、国民の61.4パーセントは「全般的に」EUを信頼していないと答えた。
過半数(57.4パーセント)はEU加盟に賛成と答えたものの、トルコは「絶対に」EUに加盟すべきと答えた割合は、2004年に比べて10パーセントも後退している。約60パーセントは正式加盟以外の特別地位を拒否している。キプロス共和国の承認については3分の2以上(68.5パーセント)が反対と答えた。
トルコは決してEUに加盟できないとの意見はほぼ4分の1を占めた。およそ30パーセントは加盟までに20年かかると考えている。5年から10年と答えた人の割合は2004年の45パーセントから30パーセントまで落ち込んでいる。世論調査機関A&Gによるこの調査は9月24日から29日の間、1834人の有権者を対象に行われた。
原題:Umfrage: 61 Prozent der Tuerken haben kein Vertrauen zur EU