2005年10月4日(火)14:44

シラク大統領によればトルコは文化革命が不可欠

パリ(AFP)

フランスのジャック・シラク大統領は、トルコがEU加盟前に「大きな文化革命」を経る必要があるという見解を表明した。「これが成功するかどうか、私にはなんとも言えない。期待はするがまったく確信はない」とシラク大統領は火曜日パリで記者会見を行った。大統領はフランスがトルコの加盟の承認を国民投票で行うことを強調した。「フランスは民主主義の常道として、国民に最終的な判断が委ねられる」。いつその時が来るか、待つことにしよう、と大統領は語った。

フランスのヴァレリー・ジスカールデスタン元大統領は火曜日、「当惑と驚き」をもってトルコ政府との加盟交渉合意のニュースを聞いたとテレビ局RTLに語った。EU憲法会議の議長を務めた元大統領は、これはとりわけ市場拡大を望む議長国イギリスの成果であると述べた。加盟交渉開始の決定は「大きな自由貿易圏を支持する者の勝利」にほかならない。だがこの決定は政治的統合という独仏の目標から逸れるものだ。EUは改革より拡大を優先させたのだ、と元大統領は主張した。

イタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相はシラク大統領とともに記者会見に臨んだが、より肯定的な発言を行った。トルコに対して扉を閉ざすことは、言ってみれば崇拝者をあっさり退けるようなものだ。そうなれば愛はたちまち憎しみに変わってしまう。一方、加盟交渉は西欧とイスラム世界の新たな結びつきのチャンスであり、これを無にしてはならない、と語った。

原題:Chirac haelt Kulturrevolution der Tuerkei fuer notwendig




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