2005年10月21日(金)14:36

欧州委員会はボスニア・ヘルツェゴヴィナと安定連合協定の交渉を開始する意向

ブリュッセル(AP)

最近のボスニア・ヘルツェゴヴィナの改革プロセスの進展を受けて、欧州委員会はバルカン半島の同国との間で安定連合協定に関する交渉を開始する意向である。欧州委員会は金曜日、同委員会のオリ・レーン拡大担当委員の勧告に従い交渉開始を決定した。

交渉開始にはEU加盟国の全会一致の決定が必要となる。レーン拡大委員の広報官クリシュティーナ・ナジによれば、同委員は年末までに交渉が開始できるものと期待している。

これが実現すれば、西バルカンのすべての国がEUとの間で安定連合協定の交渉に入ることになる、とナジ広報官は強調した。レーン拡大委員は木曜日ブリュッセルでボスニアのアドナン・テルジッチ首相との会談を終えた後、交渉開始の勧告を行った。委員はとりわけ、警察制度の改革における最近の進展を称えた。この改革についてはすでにボスニア、ヘルツェゴヴィナそれぞれの地域議会と連邦議会が承認している。

EUは警察制度の改革を安定連合協定の交渉開始の条件としていた。この改革によってモスレム、クロアチア人、セルビア人から成る共同の警察隊が創設される。このような協力関係はすでにモスレムとクロアチア人の連邦内では行われているが、ボスニア内部のセルビア共和国は長いこと協力を拒否してきた。EUとの安定連合協定はEU加盟に向けた最初の一歩と見なされている。

原題:EU-Kommission will mit Bosnien ueber Abkommen verhandeln




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