2006年10月21日(土)11:10
ミュンヒェン(AP)
バイエルンのエトムント・シュトイバー州首相は、ルーマニアとブルガリアのEU加盟後に両国の司法および汚職撲滅に関する保護条項を適用するという欧州委員会の計画を批判した。「ドイツの国民が2007年1月1日以降ルーマニアやブルガリアに身柄を引き渡され、両国の監獄で禁固刑に服さねばならないなどという事態は、私たちにとって到底受け容れ難い」とキリスト教社会同盟(CSU)所属のシュトイバー州首相は土曜日、欧州委員会のオリ・レーン拡大担当委員との会談を終えて語った。
シュトイバー州首相はルーマニア、ブルガリア両国の監獄の状態や法治国家としての深刻な問題、また組織犯罪の問題を指摘した。また、トルコがアンカラ議定書の全面的な履行を拒み、キプロス問題での拒絶姿勢を変えない場合は、これ以上トルコとEU加盟を協議することにあらためて反対する意向を表明した。
原題:Stoiber will Haft Deutscher in Rumaenien und Bulgarien verhindern