2007年10月8日(月)10:44

ザクセン州は国境検査の廃止に備える

ケムニッツ(ddp)

2008年初めに予定されているポーランドとチェコとの国境検査の廃止に向けて、ザクセン州は国道と高速道路の交通監視を強化する意向である。隣接する両国の警察庁ともさらに密接に協力する必要がある。チェコはパスポート検査の廃止後も引き続き国境地帯に国境検査官を配備する意向である、とザクセンのアルブレヒト・ブットーロ内相(キリスト教民主同盟)はケムニッツのフライエ・プレッセ紙Freie Presse(月曜版)に語った。

同紙の報道によれば、ザクセン州警察とドイツ連邦警察の共同捜査グループが国内の検査を担当するという。具体的にはバウツェンに駐留する部隊で、すでに組織犯罪撲滅に投入されているという。またブランデンブルク州とザクセン・アンハルト州とも協力し、容疑者の捜索を容易にする。さらに税関と連邦貨物運輸庁による検査も「さらに厳しく注意」しながら実施するという。

報道によれば、シェンゲン圏の拡大により、クリスマス前にもパスポート検査が廃止されるという。チェコとポーランドのほか、他の新規EU加盟国も12月下旬にシェンゲン協定に加盟する。これは組織的な出入国者検査を、国境においては来年1月1日から、また空港では4月1日から廃止することを意味する。

原題:Sachsen ruestet sich fuer Wegfall der Grenzkontrollen




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