2007年10月15日(月)15:37

モンテネグロはEU加盟に向け最初のハードルを越える

ルクセンブルク(AP)

バルカン半島の小国モンテネグロは月曜日、EU加盟に向けた長い道程の最初のハードルを越えた。ジェリコ・シュトラノヴィッチ首相はルクセンブルクで欧州連合との安定連合協定に調印した。協定はEU加盟申請の前提条件であり、シュトラノヴィッチ首相は来年加盟申請を行なうと発表した。しかしモンテネグロのEU加盟には早くても3年間はかかると見られている。

モンテネグロは最も新しく旧ユーゴスラヴィアから独立した国である。人口65万人のモンテネグロは昨年セルビアからの独立を宣言したばかりである。EU議長を務めるポルトガルのルイス・アマード外相は、ルクセンブルクでの安定連合協定の調印について、バルカン半島の安定に向けた重要な貢献と称賛した。

欧州委員会のオリ・レーン拡大担当委員はモンテネグロに対し、安定連合協定をすべての点において入念に実行に移すよう求めた。これは「EU加盟候補国への入口」であるとレーン委員は強調した。

協定の調印はEU加盟国ブルガリアの抵抗で危うく阻止されるところであった。ブルガリアは、共通通貨ユーロの表記をめぐる欧州中央銀行(ECB)との論争を理由に、あらゆるEU協定を阻止すると警告している。しかし先週末ブルガリア政府は、モンテネグロのためにこの件は除外すると述べた。

原題:Montenegro nimmt erste Huerde auf langem Weg in die EU




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