2008年10月1日(水)17:35

メルケル首相はあらためてセルビアにEU加盟展望を与える

ベルリン(AP)

ドイツのアンゲラ・メルケル首相はセルビアに対し、あらためてEU加盟展望を与えた。「私たちはセルビアにはEU加盟展望があると考えている」とメルケル首相は水曜日、ベルリンでセルビアのボリス・タディッチ大統領との会談を終えて語った。一方で首相はコソボ問題に関する意見の対立が解消されなかったことも指摘した。「この点では私たちの協議でも何ら進展はなかった。」

EUはセルビアの反対にもかかわらず、コソボの独立を承認している。協議の席でタディッチ大統領が述べたコソボの分割案について、メルケル首相は紛争の解決にならないとして拒否した。「私はコソボの分割は無意味と考える」と首相は語った。

タディッチ大統領は火曜日セルビアのテレビで、コソボ独立をめぐる対立で外交的努力が実を結ばなかった場合には、多数派のアルバニア系住民の居住地域と少数派のセルビア系住民の居住地域を分割することを考える、と述べている。

原題:Merkel stellt Serbien erneut EU-Beitritt in Aussicht




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