2009年10月14日(水)13:12

EUは加盟進展年次報告書でトルコの「名誉殺人」と拷問を批判

AFP

欧州連合はトルコに対してEU加盟基準を満たしていないとあらためて指摘した。欧州委員会はブリュッセルでトルコの改革進展状況に関する年次報告書を発表し、とりわけ市民権や言論の自由が不十分と非難した。たとえば女性に対するいわゆる名誉殺人や拷問は依然「重大な問題」である、と報告書は指摘している。またキプロス共和国に対する緊張関係も改善が見られないと述べている。トルコは4年前から欧州連合と加盟交渉を行っている。

あわせて欧州委員会は、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビアなどバルカン半島の加盟候補7ヶ国の加盟進展状況報告書も発表した。同委員会のオリ・レーン核第担当委員はバルカン諸国に対して、断固たる姿勢で汚職撲滅に当たるよう呼び掛けた。クロアチアは現在最も有望な加盟候補国と見られており、EU加盟は早ければ2011年に実現する可能性がある。EUは現在アイスランドを含む9ヶ国と交渉を行っている。

原題:EU ruegt Tuerkei wegen "Ehrenmorden" und Folter




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