2012年10月10日(水)

欧州連合は拡大プロセスを維持

8ヶ国の加盟候補国に対する年次報告が提示される

AFP

欧州連合は拡大プロセスを維持する。なぜならそれがヨーロッパ大陸の「平和、安全、繁栄」を促進するからである。これが75ページに及ぶ今年度のEU拡大進展状況報告の骨子であり、欧州委員会はこの中で8つの加盟候補国に関する中間報告を行っている。すでに条約の形で確定しているのはクロアチアの2013年7月の加盟である。これによりEU加盟国は27から28ヶ国へと拡大する。

今後数年の拡大計画はとりわけ南東ヨーロッパが対象となり、報告書によれば、これにより加盟展望のない場合の「不安定さ」がもたらす「はるかに多額の出費」を避けられる可能性があるという。

2012年の拡大報告書で良い評価を得たのはアルバニア、マケドニア、モンテネグロである。一方セルビアとコソボには相互間の緊張緩和が課せられた。さらに控えめな評価となったのはボスニア・ヘルツェゴヴィナで、同国は「信頼に足る」加盟申請を提示する努力が必要とされた。

EU加盟候補国にはこのほかにアイスランドとトルコがある。アイスランドは基本的に速やかなEU加盟の候補国であるが、国民の多数が加盟を望んでいるか不明である。トルコは2005年10月から加盟交渉を行っている。しかし交渉は長引いており、EU加盟国のキプロスとの紛争も未解決である。トルコ政府は自国の港湾や空港をキプロスに開放することを拒んでいる。

原題:Europaeische Union haelt an Erweiterungsprozess fest
Jaehrliche Zwischenbilanz fuer acht Bewerber vorgelegt




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