2013年10月4日(金)
AFP
クロアチア議会はEUの圧力を受け、かつての秘密情報部員のドイツ移送を妨げる欧州共通逮捕状の適用除外を撤回した。議員の大多数は金曜日、EUから異議の出されていた関連法案の削除を承認した。これによりクロアチアはEUの包括的制裁も免れることになる。
クロアチアは今年7月1日のEU加盟のわずか3日前、欧州共通逮捕状の適用を2002年8月以降の犯罪に限定することを決定していた。これが認められれば、バルカン戦争(1991〜1995年)の時代のみならず、かつてのユーゴスラヴィア時代の秘密情報部員であるヨシップ・ペルコヴィッチの件も適用除外を受けることになる。ドイツは1983年のバイエルン州でのクロアチア人殺害の廉でペルコヴィッチの身柄引き渡しを要求している。
欧州委員会は共通逮捕状の適用除外を理由に、新規加盟国クロアチアに対する制裁手続きを進めていた。クロアチアには8,000万ユーロの補助金の支給取り消し、ならびに同国の内務・司法政策に対する厳格な監視が実施される予定であった。
原題:Kroatien nimmt Begrenzung von Europaeischem Haftbefehl zurueck
Auslieferung Perkovics an Deutschland nun moeglich