2000年10月15日(日)16:54

フィッシャー外相は2005年までにEUの東方拡大を期待

ベルリン(ドイツ通信社)

ドイツ連邦外相ヨシュカ・フィッシャー(緑の党)は欧州連合(EU)の東方拡大が遅くとも2005年1月1日までに行われるものと予測している。

フィッシャー外相は中東欧の国々の加盟が「できるだけ早く行われるように、しかし堅実に進められるように」望むと『ベルリーナー・ツァイトゥンク』(月曜版)に語った。遅くとも2010年までにEUは「欧州連邦 Europaeische Foederation の戸口に立っている」ことになろう、とも述べた。

フィッシャー外相は、拡大、共通通貨ユーロおよび共同の欧州の外交・安全保障政策を展開させる必要性が欧州に対する圧力を増すことを強調した。しかしこの欧州は「純粋な連邦国家 Bundesstaat にはならない」であろうとフィッシャーは述べた。「ビジョンに導かれ、強制に狩り立てられ、欧州はまったく独自の形姿をとることになろう。そこには連邦国家的な要素があるものの、国家同盟的な要素もまた存在することになろう。」

原題:Fischer erwartet EU-Ost-Erweiterung bis 2005