2000年10月27日(金)21:51
ベルリン(AP)
ポーランドのアレクサンダー・クファシニェフスキ大統領はポーランドのEU加盟準備を二期目目の任期の最重要課題と称した。それゆえ大統領は「歴史的妥協 ― 来年の議会選挙後に旧共産主義議員と自由同盟議員の協力」を期待していると『ヴェルト』紙(土曜版)に語った。
同時に大統領はポーランドの加盟がドイツの利益にかなうことも強調した。すでに現在EUはポーランドとの密接な協力で利益を得ている。ドイツに限ってもポーランドへの輸出で400,000の雇用が確保されている。ポーランドの労働力がドイツに大量に流入するのではないかという不安はわが国の発展を考えればまったく根拠がない、と語った。ポーランドの経済的状況を大統領は、総合的に見て中欧で最高の状況、しかし危険がなくもない、と評した。
ドイツ人の故郷放逐者の問題に関して、1954年にポンメルン地方で生まれた大統領は、私も今日のリトアニアから放逐された自分の家族の家を返還してもらおうとは思わない。「すでに起きたことであり、終わったことだ」と述べた。
原題:Polnischer Praesident bezeichnet EU-Beitritt als vorrangig