2001年9月10日(月) 16:29
ヘルシンキ(AP)
ドイツのヨハネス・ラウ大統領はフィンランドを公式訪問し、EU拡大の意義を強調した。3日間の訪問の初日となる月曜日、ラウ大統領はヘルシンキにおいて、新たな国々の欧州連合加盟はドイツおよびヨーロッパの利益にかなうと述べた。
「ドイツ連邦は、候補国が加盟条件を整えられるようあらゆる努力を尽くす」。他方、EUも拡大を受け入れる態勢を整えねばならない、とラウ大統領はフィンランドのタルヤ・ハロネン大統領との共同記者会見の席上で語った。
ハロネン大統領は13の加盟候補国受け入れに関する公の議論を「必須」と称した。「EU拡大は民主的プロセスであり、このことは候補国も現加盟国も認める必要がある」と同大統領は述べた。ラウとハロネンは月曜日の最初の会談でこのほかにNATO拡大ならびに欧州の安全保障の問題を話し合った。
クリスティーナ夫人を伴ったラウ大統領の今回の訪問では、このほかに経済界の人々や国会議員との会談ならびにヘルシンキのドイツ学校やドイツ教会の訪問がプログラムに組まれている。水曜日にラウ大統領夫妻はストックホルムに向かう予定である。
原題:Rau hebt Bedeutung der EU-Erweiterung hervor
Bundespraesident zu dreitaegigem Besuch in Finnland - Treffen mit Praesidentin Halonen