2001年9月22日(土) 03:01

フェアホイゲンEU拡大委員は国境検問の強化を予告

パッサウ(AP)

アメリカ合衆国に対するテロ攻撃を受けて、欧州連合は国境の一層の安全確保をはかる意向である。追加措置が予測される、とギュンター・フェアホイゲン欧州委員は「パッサウアー・ノイエ・プレッセ」紙(土曜版)に語った。その際問題となるのは、周辺のテロリスト地域から人々が入国するのを防ぐ器具や手段となろう。この措置は加盟候補国にも該当する、と同委員は述べた。

しかし具体的な措置に関してはまだ決定していない、と同紙はフェアホイゲン拡大担当委員の言葉を引用している。欧州連合内の国境検査を再び導入すること*)については、フェアホイゲンは「まったくの過剰反応」と評した。開かれた自由な社会という欧州の利点を放棄するべきではない、とフェアホイゲンは主張した。

*)訳注:シェンゲン協定の一時停止を指す。

原題:EU-Kommissar Verheugen kuendigt staerkere Grenzkontrolle an