2006年9月16日(土)10:48
フランクフルト・アム・マイン(ddp)
ギリシャのカローロス・パポウリアス大統領は全バルカン諸国にEUを拡大するよう主張した。「本当に私たちが欧州全土の永続的な平和を望むならば、遅かれ早かれバルカン半島の国はすべてEUに加盟する必要がある」と大統領はドイツ訪問を控え、『フランクフルター・アルゲマイネ日曜版』Frankfurter Allgemeine Sonntagszeitungに語った。「ルーマニアとブルガリアの2007年以降の加盟はEU拡大の完了であってはならず、次期拡大ラウンドの始まりと見なされねばならない。」大統領は、アルバニアやセルビアのような国がEUから締め出されていれば、欧州は決して安定しないであろうと強調した。
パポウリアス大統領はドイツのホルスト・ケーラー大統領の招きで、来週月曜日に5日間の日程でドイツを訪問する。火曜日にはアンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟)との会談も予定されている。水曜日から金曜日まではブランデンブルク州、ノルトライン・ヴェストファーレン州を訪問する。
原題:Griechenland will EU fuer den ganzen Balkan oeffnen