2007年9月24日(月)14:49

新規加盟国への支出はEU拡大以来ほぼ倍増

ブリュッセル(AP)

2004年のEU拡大以来、新規加盟国へのEUの支出はほぼ倍増した。これは月曜日、欧州委員会が2006年度の決算報告で発表したもの。それによれば、昨年は約115億ユーロが新規加盟10ヶ国に支出された。新規加盟の2004年は64億ユーロであった。加えて2006年には、ルーマニアとブルガリアに対して加盟促進補助金が支給された。両国は今年加盟を果たしたばかりである。

しかし2006年度のEU総支出における新規加盟国への支出割合はわずか12パーセントに過ぎない。本来、新規加盟国はさらなる予算を請求できた。しかし東欧の工業化の遅れた地域に対する援助金のうち、支給されたのはおよそ5分の1に留まっている。欧州委員会のダリア・グリバウスカイテ予算担当委員は東欧諸国の政府に対して、補助金申請に努力するよう呼び掛けた。さもないと豊かな加盟国に補助金削減の論拠を与えることになる、とリトアニア出身のグリバウスカイテ予算担当委員は警告した。

EUの最大の実質負担国は絶対額によれば2006年もドイツであった。欧州委員会の計算によれば、ドイツ政府は差し引き630億ユーロをEUに支払っていることになる。これはドイツの国内総生産の0.27パーセントに当たる。相対的に最も負担が大きいのはオランダで、2006年度の実質負担額は国内総生産の0.47パーセントにのぼっている。

原題:EU-Ausgaben fuer Neumitglieder seit Beitritt nahezu verdoppelt




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