2007年9月28日(金)15:33
ケール(AFP)
ドイツのヴォルフガング・ショイブレ内相(キリスト教民主同盟)は、中東欧諸国のシェンゲン圏加盟には安全上のリスクはないとの見解を表明した。内相は金曜日、フランスのミシェル・アリヨマリ内相およびポーランドのヴラディスラフ・スタジアク内相とライン河畔のケールで会談し、国境検査の廃止は欧州の人々にとって「何ら安全上の損失にはならない」と述べた。これに対し、アリヨマリ内相は、豊かな欧州が外の犯罪者を引き寄せるために「リスクが増える」と警告した。「犯罪者はグローバル化を利用するすべを心得ている」。このリスクに対して、シェンゲン加盟国は「共同の回答」を見つける必要がある、とアリヨマリ内相は語った。
原題:Schaeuble: Erweiterung des Schengenraums kein Sicherheitsproblem