2004年2月7日(土)13:31

EUの歌をラテン語歌詞とする提案

ウィーン(AFP)

EUの歌であるベートーヴェンの「歓喜に寄す」をラテン語で歌うという案がオーストリアから提案された。欧州市民が自らの歌をともに歌えることが最低限必要であると、主提案者のペーター・ローラントは『ディー・プレッセ』紙に対して語った。ラテン語版の最初の録音はすでにEU上層部に届けられ、月曜日に欧州委員会のロマーノ・プローディ委員長に手渡された。

ウィーンの私立学校を経営するローラント氏は、すでに欧州の平和と多様性を歌う三節をラテン語歌詞にした。提案の目標はとりわけラテン語のEU歌をEU憲法で規定することである。ローラント氏は、スラブ語、ロマンス語、ゲルマン語の基礎を成すラテン語はあらゆる国民に受け容れられるため、歌詞として適切である、と主張する。EUは1986年に「歓喜に寄す」をEU共通の歌として採用している。

この提案は欧州委員会のフランツ・フィシュラー農業担当委員や欧州理事会のヴァルター・シュヴィムマー事務総長、ならびに欧州理事会のペーター・シュナイダー議員会議議長など、主立ったオーストリアのEU政治家の支持を得ている。

原題:Initiative will EU-Hymne auf lateinisch texten




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