2003年4月16日(水)18:09
ベルリン(ドイツ通信社)
拡大担当のギュンター・フェアホイゲン欧州委員は欧州連合の拡大を「新たな時代の始まり」と評した。拡大は「すべてのヨーロッパ人に、平和、自由、繁栄の新世紀を創り出す可能性」をひらくものである。しかしこれからは欧州連合の抜本的改革も行わねばならない、と同委員は水曜日に語った。
さもなくば加盟国が25ヶ国に拡大した後、諸機構、とりわけ欧州理事会(=EU首脳会議。訳注)が「窒息する」恐れがある、とフェアホイゲン委員は警告した。アテネで開かれているEU首脳会議ではこの水曜日、EU史上最大の拡大が議題となる。中東欧ならびに地中海の10ヶ国は2004年5月1日のEU加盟を定めた条約に調印する予定である。出席が予定されているのは41名の各国の大統領および首相であり、この中にはドイツのゲルハルト・シュレーダー首相も含まれている。
原題:Verheugen sieht "Beginn einer neuen Zeitrechnung"