2004年4月28日(水)22:48
ミュンヒェン(AP)
EU議長国のアイルランドは、EU憲法をめぐる論争で、ポーランドとスペインの以前の要求にも歩み寄った新たな妥協案を提案する意向である。これは『南ドイツ新聞』Sueddeutsche Zeitung(木曜版)が報じたもの。これによれば、EU議長を務めるバーティー・アハーン首相は、加盟国の55パーセントが賛成し、かつ賛成国の合計がEU人口の65パーセントに達した場合にEUの決定が成立するという提案を行うという。
この案はスペインとポーランドに現行のニース条約とほぼ同じ拒否権を保証するものであり、それゆえ、今のところフランスの政府筋ならびにドイツ政府はこの案を留保していると同紙は報じている。
原題:Irland sucht neuen Kompromiss fuer EU-Verfassung