2005年4月4日(月)11:15
パリ(AFP)
ジスカールデスタン元仏大統領によれば、EU憲法に関する交渉の際、ヨハネ・パウロ二世は「キリスト教」に言及するよう強く主張したという。しかしその希望は容れられなかった。「法王は『キリスト教』の言葉を入れるよう望むと私に語った」。「私は不可能だと答えた」と元大統領はパリの『フィガロ』紙(月曜版)で明らかにした。その理由として元大統領は、憲法が25ヶ国で承認される必要性を挙げたという。ジスカールデスタン元大統領はEU将来像会議の議長としてEU憲法の起草に当たった。
原題:Giscard: EU-Verfassung gegen Papst-Wunsch ohne das Wort "christlich"