2005年4月28日(木)06:06
ベルリン(ドイツ通信社)
欧州委員会内では、欧州連合憲法が5月のフランスの国民投票で否決された場合についていろいろな思惑がある。欧州委員会のフランコ・フラティーニ司法担当委員は『ベルリーナー・ツァイトゥング』紙 Berliner Zeitung に対して、可能性があるのは個々の加盟国が域内安全や防衛などの分野で協力関係を強化する*)ことだと語った。これまでEUやフランス政府の責任ある立場の人々は、フランスが否決した場合の緊急プランはないと常に強調してきた。
原題:Frattini will Zusammenarbeit auch ohne EU-Verfassung
*)訳注:「協力関係の強化」とはいわゆる「先行統合」を指す。