2006年4月20日(木)20:34
ベルリン(ddp)
ドイツとスペインは停滞しているEU憲法批准プロセスを再び軌道に乗せる意向である。スペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテーロ首相は、木曜日の晩ベルリンでドイツのアンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟)と会談し、「適切な期限内に新たな刺激」を与えることを提唱した。メルケル首相は、EU憲法は欧州統合の「さらなる質的前進」であると強調し、それゆえスペインとドイツは批准手続きの推進に向けて尽力するつもりであると述べた。
両国はすでに憲法条約を批准している。ドイツは連邦議会と連邦参議院の票決、スペインは国民投票による批准である。憲法条約はこれまでEU加盟全25ヶ国中14ヶ国で批准されたが、フランスとオランダでは国民投票で否決されている。すべての加盟国が批准しなければ憲法条約は発効に至らない。
原題:Berlin und Madrid wollen EU-Verfassungsprozess voranbringen