2007年4月12日(木)11:12
AFP
ドイツ・フランス研究所(DFI)は、大統領選挙後にフランスがEU憲法批准の仕切り直しを行なうことには大きな危険性が伴うとの判断を示した。2年前の国民投票による批准否決以降、新大統領の採れる方策は「きわめて、きわめて限られている」とDFIのヘンリク・ウーターヴェッデ研究員はルートヴィヒスブルクでAFP通信に語った。「他のEU加盟国の希望と国内の空気の双方に配慮した方策を見つけることが、新大統領の最初の課題の一つとなろう」。成否はかなりの程度経済発展にかかっている。新大統領が経済成長と雇用を生み出すことができなければ、「私は成功の見込みは薄いと思う」、とウーターヴェッデ研究員は語った。
原題:"Der Weg fuer die EU-Verfassung in Frankreich ist sehr schmal"