2007年4月21日(土)15:43
AFP
『シュピーゲル』誌の報道によれば、論議のあるEU憲法条約を救うため、ドイツのアンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟)はEU各国首脳に対して新たな提案を行なったという。EU首脳会議の議長を務めるメルケル首相は、各国首脳に私的な書簡を送り、6月の首脳会議で「きわめて精確で限定された権限」を持つ会議をできるだけ短期間招集するという考えを伝えたという。この専門家会議は、全EU加盟国の承認が得られるように、憲法条文の「絶対に必要な」箇所に限って短縮や修正を行なう、と同誌は予告版で報じている。しかしドイツ政府の広報官は、そのような書簡は存在しないと述べた。
原題:"Spiegel": Merkel macht neuen Vorstoss fuer EU-Verfassung