2008年4月2日(水)15:29
ワルシャワ(AP)
ポーランドは長期にわたる抵抗の末、リスボンEU改革条約を最終的に承認した。昨年の秋、長い論争を経て前政権が承認したリスボン条約は水曜日、下院に続いて上院でも批准された。
ワルシャワのポーランド上院は賛成74票、反対17票、棄権6票で批准を承認した。これによりレフ・カチンスキ大統領の調印が可能となった。大統領はすでに調印の意向を表明している。大統領の双子の兄ヤロスワフ・カチンスキ党首率いる野党「法と正義」(Pis)は、昨年9月政権党時代に条約交渉を完了したにもかかわらず、当初批准を阻止すると威嚇していた。しかし先週末態度を軟化させた。
欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は条約批准を歓迎した。「この表決はEUプロジェクトに寄せるポーランドの信頼を象徴するものだ」。ポーランド政府はこれにより、「強力で民主的、効率的なEUの建設に積極的に関与する」意向を示したのだ、と委員長はブリュッセルで語った。
原題:EU-Reformvertrag in Polen ratifiziert