2008年4月14日(月)19:35

メルケル首相はダブリンでリスボン条約への支持を求める

ダブリン/ベルリン(AP)

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は月曜日、初の訪問先となるアイルランドでEU改革を定めたリスボン条約への支持を求めた。「私がここに来たのはアハーン首相とともに新たなEU条約への支持を呼び掛けるためである。なぜなら私は、これによりEUの行動能力が高まると考えるからである」とメルケル首相はダブリンでアイルランドのバーティー・アハーン首相との会談で語った。アイルランドはEU加盟国の中で唯一、同条約の批准を国民投票にかける国である。国民投票は6月中旬に予定されている。

メルケル首相はアイルランドに対し欧州統合の功績に感謝し、ドイツ・アイルランドの友好関係を称賛した。キリスト教民主同盟所属のメルケル首相はまた、アイルランドの高い国内総生産にも言及した。ドイツ人はこの水準に達するにはもっと努力せねばならないことを分かっている、と首相は述べた。

リスボン条約に関してメルケル首相は、これは欧州が超大国になるのではないかという不安に対応したものだと説明した。アハーン首相は、私はアイルランドが6月12日の国民投票で賛成するものと期待していると述べた。リスボン条約は欧州連合の一層の効率化と民主化に道を開くものだ。合意を導いたメルケル首相の尽力は感謝と称賛に値する、と語った。

ドイツは5月23日までにリスボン条約を批准する意向である。アイルランド以外の国では批准はすべて議会によって行われる。条約は廃案となったEU憲法の代わりになるものである。

原題:Merkel wirbt in Irland fuer EU-Reformvertrag




ホームへ戻る