2006年12月5日(火)18:39
ヘルシンキ(AP)
フィンランドは火曜日、16番目のEU加盟国として懸案のEU憲法を批准した。議会の採決は賛成125票、反対39票で、憲法条約への明確な支持が示された。36名の議員は棄権または欠席であった。これまで最後に批准していたのは今年5月のエストニアであった。
EU憲法の発効には加盟全25ヶ国の批准が必要である。今年3月のEU首脳会議では、昨年のフランスとオランダの国民投票で否決されたEU憲法の行方について、協議を再開することで合意されている。
EU議長を務めるフィンランドのマッティ・ヴァンハネン首相は、ブリュッセルで採決の結果に満足の意を表明した。これまでヴァンハネン首相率いる中道左派政権はEU憲法への支持を強く働きかけていたが、保守の野党もEU憲法を支持していた。
原題:Finnisches Parlament ratifiziert EU-Verfassung