2008年12月11日(木)12:55
ギュータースロー(AP)
EU改革リスボン条約の批准否決にもかかわらず、アイルランド国民の大多数はアイルランドが欧州連合に留まることを支持している。木曜日にベルテルスマン財団Bertelsmann-Stifutungが発表した世論調査の結果によれば、92パーセントがEU脱退を拒否し、脱退賛成は5パーセントに留まった。アイルランドは6月の国民投票でリスボン条約の批准を反対多数で否決している。
4大国でもEU脱退への賛成はごく少数に留まった。ドイツでは脱退賛成は12パーセント、加盟支持は86パーセント、フランスとイタリアでは脱退賛成がそれぞれ15パーセント、16パーセント、加盟支持がそれぞれ81パーセントと76パーセントとなっている。イギリスでは若干異なるが、脱退賛成は32パーセント、加盟支持は59パーセントという調査結果が出た。
欧州統合に懐疑的とされる国でもEU加盟反対派は多数を占めていない。オーストリアでは脱退賛成が17パーセント、加盟支持は74パーセントである。またポーランドでは脱退賛成はわずか7パーセントにとどまり、加盟支持は83パーセントにのぼる。
EUに反対する最も大きな理由は、加盟国の政治に対する過度の介入への危惧であるという。脱退賛成者におけるこの意見の支持率は、イギリスでは94パーセント、アイルランドでは82パーセント、ドイツでは76パーセント、オーストリアでは74パーセントにのぼった。2番目の理由は市民からの隔たりである。EUは自国民の利益をあまり代表していないとの意見は、EU反対派のドイツ人では82パーセント、イギリス人では81パーセント、オーストリア人では77パーセント、アイルランド人では70パーセントが支持した。
原題:Mehrheit der Iren will in der EU bleiben