2009年12月1日(火)18:33

ファンロンパウEU常任議長はすべての加盟国の利害に配慮する意向

ミラノ(AFP)

ヘルマン・ファンロンパウ初代EU常任議長は、それぞれのEU加盟国の固有の利害に配慮すると約束した。「私はひとりひとりに注意深く耳を傾け、私たちの仕事が誰にとっても成果をもたらすよう心掛けるつもりだ」。それゆえEU各国首脳との直接的で個人的な関係を構築したいと考えている、とベルギー出身のファンロンパウ常任議長は、ミラノで行われたイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相との会談の席で語った。

ファンロンパウ常任議長はミラノ訪問に先立ち、午前中スロヴェニアの首都リュブリャナを訪ねた。晩にはEU改革条約発効の祝典に出席するため、リスボンに向かう予定である。ファンロンパウ常任議長は、リスボン条約で創設された常任議長職に正式に就任するのは来年1月1日になると指摘した上で、すでに準備期間は火曜日(12月1日)から始まっていると述べた。またスペインが2010年上半期のEU議長国を務めるため、12月15日にマドリードを訪問することを発表した。

ベルルスコーニ首相は共通のEU防衛計画を推進するようファンロンパウ常任議長に求めた。それによりEUは外国への派兵で重要性を高めることができる、とベルルスコーニ首相は述べた。さらにEU加盟27ヶ国は協力を密にすることにより防衛費を節減できる、と首相は続けた。首相はまた、EUを目指す不法移民の阻止に向け、欧州対外国境管理協力機関フロンテクスFRONTEXを強化するよう主張した。

原題:Van Rompuy will Interessen aller EU-Staaten beruecksichtigen




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