2000年12月2日(土) 15:51

オランダはEU中小国の権利を擁護する意向

デン・ハーグ(ロイター)

オランダのヴィム・コーク首相は、ニースのEU首脳会議で中小EU加盟国の権利を擁護する意向を明らかにした。フランスのジャック・シラク大統領との会談を終えてコーク首相は土曜日、オランダは一連の原則的事項をあくまでも擁護するつもりである。各国からの委員選出は1名のみとするように欧州委員会の構成を改めるべきである、と述べた。これまではドイツなどの大国が2名ずつ、オランダのような小さな国が各1名の欧州委員を送り出している。シラク大統領は現在EU議長を務める。同大統領はコーク首相との会談後、ゲルハルト・シュレーダー首相との会見のためドイツに向かった。

12月7日から9日の首脳会議ではとりわけ欧州連合(EU)の内部改革が議題となる。欧州連合はこの改革により、2003年に始まる最大で12ヶ国に及ぶ新たな加盟国の受け入れ準備を整える意向である。首脳会議ではまた欧州委員会の将来の規模も定められる予定である。新たな欧州政策のイニシアチブを提唱し、加盟国のEU条約遵守を監視する同委員会は、現在は20名の委員から成る。

原題:Niederlande will Rechte der kleineren EU-Staaten verteidigen