2000年12月26日(火)15:14

EU諸国は票配分に関する首脳会議の結論を承認

パリ(ドイツ通信社)

ニースEU首脳会議から2週間を過ぎ、将来の閣僚理事会における票配分に関する結論が整理され、各国政府により最終的に承認された。これはEU議長国フランスの広報官が火曜日パリで伝えたものである。すでに先週の木曜日各国のEU大使はブリュッセルにおいて合意に達している。

27カ国に拡大後のEUにおいては、欧州委員会の提案に関する多数決決定には総数345票のうち少なくとも258票が必要となる。現在の15カ国のEUでは169票が過半数である。他のすべての決定の場合もEU加盟国の少なくとも三分の二の賛成が必要とされている。

「残るは翻訳の問題のみであるが、これは各国語に精通した法律家の手に委ねられている」とEU議長国の広報官は語った。その発言によれば、新たなEU条約は協議の行われたニースでできるだけ速やかに調印されるべきであるという。

各国のEU大使は首脳会議後に票配分における数字上の混乱の処理にあたることになった。暫定的な条約案文は、長時間にわたる協議と首脳らの極度の疲労のため、明らかに欠陥を抱えていた。とりわけ、最も難しいEU閣僚理事会の票配分では新たな問題が次々に生じた。

原題:EU-Laender billigen Gipfel-Ergebnis zu Stimmengewichtung