2003年2月16日(日)15:08

ローマ法王はEU憲法でキリスト教遺産に言及するよう求める

ローマ(AP)

法王ヨハネ・パウロ二世は日曜日、将来のEU憲法においては欧州のキリスト教的遺産への言及を忘れぬようにとあらためて求めた。法王はローマのサン・ピエトロ広場で、それに言及したからといって欧州連合の世俗的性格は何ら制約を受けるものではないと述べた。法王は9世紀の聖人キュリロスとメトディオス兄弟について触れ、この二人によってヨーロッパ文化に東方と西方の影響がもたらされたと語った。EU将来像会議は一週間前に最初の憲法条文草案を発表したが、その中では神についての言及はなかった。

原題:Papst bittet um Anerkennung des christlichen Erbes in EU-Verfassung




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