2004年2月17日(火)10:09
ハンブルク(AFP)
中欧の新規加盟国スロヴァキアのミクラシュ・ズリンダ首相は、水曜日ベルリンで開かれるドイツ、フランス、イギリス三大国の首脳会議を弁護し、これに参加しないEU加盟国による批判を退けた。私は「EU内に指導部が必要だ」と考えると、保守系の同首相は『フィナンシャル・タイムズ・ドイチュラント』紙に語った。このような会合はEU憲法論議を再び軌道に乗せることにも役立つかもしれないと首相は発言した。
この発言でズリンダ首相は、イタリアやスペインなどの国々とは一線を画した。両国の政府は、最近ますます頻繁に開かれる、ドイツのゲルハルト・シュレーダー首相(社会民主党)、フランスのジャック・シラク大統領、イギリスのトニー・ブレア首相の首脳会談を批判し、三大国がEU内に指導部を作ろうとしていると牽制している。
こうした警戒の声に対してズリンダ首相は「我々は三首脳会談に気を揉む必要はない」と述べた。会談の評価にあたって重要なのは、ひとえにその結果である。「もし結果が正しければ、それは私たちにとって極めて有益になろう」、と首相は語った。
原題:Berliner Dreiergipfel erhaelt slowakische Zustimmung