2004年2月27日(金)13:12

ドイツ政府は2004年中の欧州憲法合意を可能と判断

ベルリン(AP)

ゲルハルト・シュレーダー首相と欧州委員会のロマーノ・プローディ委員長の会談を控え、ドイツ政府は2004年末までに欧州憲法の可決が可能との自信を表明した。トーマス・シュテーク政府広報官は金曜日ベルリンで、正確な時期こそ明言しなかったものの、私は今年中に合意可能であると楽観的に考えていると述べた。シュレーダー首相とプローディ委員長は来週木曜日にベルリンで会談し、欧州憲法などについて協議する予定である。

シュテーク広報官は、可決に向けた欧州憲法協議の再開は、確実に成功が見込まれる場合に限られると強調した。しかしその一方で、ドイツ政府は二重多数決制の導入という当初の要求を取り下げることはないとも言明した。

12月の最初のEU憲法首脳会議は、閣僚理事会の票配分に関する各国間の意見の隔たりが埋まらなかったため、決裂した。とりわけドイツとフランスは、欧州憲法会議が2009年の導入を提案した二重多数決制の成立を求めている。これはEU加盟国の過半数が賛成し、かつ賛成国の人口がEU全体の60%以上の場合に決定の運びとなるとした規定である。一方、ポーランドとスペインは、人口比を超えるウェイトを両国に認めた現行のニース条約に固執している。

原題:Bundesregierung haelt EU-Verfassung noch 2004 fuer moeglich




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