2005年2月26日(土)17:31

シラク大統領:「EU憲法拒否は自らの足を銃で撃つようなもの」

パリ(AP)

フランスのジャック・シラク大統領は、EU憲法の国民投票で反対票を投じることは「自らの足を銃で撃つこと」と過激な表現で警告した。土曜日パリの農業見本市を訪問した大統領は、EU憲法反対の横断幕を掲げていた男性につかつかと歩み寄り、「私に一言言わせてもらいたい」。「自分の足を銃で撃ちたいならば、そうするが良い。でも後で抗議することはやめてもらいたい」。EUなくしてフランスは国際社会で自らの利益と地位を確保する可能性はない。「フランスの農業にとってEUは絶対に欠かせないのだ」、と戒めた。

フランス議会は来週月曜日に両院総会を開き、EU憲法を受け入れられるようフランス憲法を改正する予定である。その後すぐにシラク大統領がEU憲法を問う国民投票の実施日を発表するものと予想される。これまでEU加盟25ヶ国中3ヶ国が議会の議決でEU憲法を批准している。また先週日曜日にスペインが国民投票で承認した。

原題:Chirac: ≪Nein≫ zu EU-Verfassung wie ein Schuss in den Fuss




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