2006年2月9日(木)15:22
ブリュッセル(ドイツ通信社dpa)
ベルギーは14ヶ国目に欧州憲法を批准した。承認が必要とされたベルギー王国の最後の議会となるフランドルの地域議会は憲法を承認した。欧州委員会は木曜日、前夜の議会承認を「欧州連合創立国からの強いメッセージ」と評した。
フランドル議会では外国人排斥を掲げるフラームス・ベーラングの議員のみがEU憲法に反対票を投じ、緑の党の議員1名が棄権した。しかしフランドル政府は、いくつかの国内的要求が満たされた段階で批准に関する布告に調印する意向である。ベルギーのギー・フェルホフスタット首相とカレル・デ・グフト外相は今回の票決を歓迎する声明を発表した。
しかしEU憲法発効の見通しは依然不透明である。昨年フランスとオランダはEU憲法を国民投票で否決している。欧州連合の新しい基盤を築くEU憲法が発効に至るためには、加盟全25ヶ国の批准が必要とされている。
原題:Belgien ratifiziert EU-Verfassung