2008年2月4日(月)21:06

フランスとルーマニアの議会はリスボン条約を承認

ブカレスト/パリ(AP)

EU改革を定めたリスボンEU条約は月曜日、フランスとルーマニアの議会で承認された。フランスの上下両院は圧倒的多数で憲法改正を可決し、今週中にも行われるリスボン条約批准に道を開いた。ルーマニア議会は賛成387票、反対1票の圧倒的多数で条約を批准した。

フランスの国民議会と上院はヴェルサイユ宮での両院総会で、賛成560票、反対181票、棄権142票で憲法改正を可決した。これにより公式に条約批准の道が開けたことになる。批准を問う上下両院での表決は木曜日に行われる予定である。議会の表決でも優に過半数の賛成が得られるものと予測されている。しかしとりわけ社会党と共産党は決定方式について異議を唱えており、国民投票の見送りを批判している。

2005年5月のEU憲法条約国民投票ではフランス国民の55パーセントが批准に反対した。それに続くオランダの国民投票否決によりEU憲法は死文化した。リスボン条約はその短縮版で、スリム化により反対論も抑えられている。リスボン条約は新たな多数決決定規則などを定めており、EUの意思決定手続きを簡素化する目的がある。

原題:EU-Vertrag von Lissabon setzt sich in Frankreich und Rumaenien durch




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