2009年2月3日(火)13:42

反EU政党リベルタスもEUから政党助成

ストラスブール(AP)

反EU主義政党リベルタスは選挙戦用に欧州連合から資金提供を受けることになった。欧州議会は月曜日の晩、同党を正式に欧州議会の政党として承認した。リスボン条約批准を問うアイルランドの国民投票で批准反対の運動を組織し、否決に導いたリベルタスは、EU加盟全27ヶ国の4分の1の国々の議員から支持を受けている。これにより同党は欧州議会の政党としての要件を満たし、約20万ユーロのEU政党助成金を受けることになる。

リベルタスは、アイルランドの批准反対運動の最大の資金提供者である実業家のデクラン・ガンリー氏によって設立された。同党は「新しい民主的で責任ある開かれた欧州連合」を目指すと謳っている。党の広報官によれば、フランス、イギリス、ポーランド、ギリシャ、ブルガリア、フィンランド、エストニアの欧州議員および国会議員から支持を得ているが、アイルランドには政治家の支持者はいないという。リベルタスは6月4日から7日に行われる欧州議会選挙に候補者を擁立する。

他の政党に対する助成金も確定

4分の1以上のEU加盟国の欧州議員もしくは国会議員が所属し、法治国家の原則を尊重する政党は、EUの助成金を受ける資格を有する。欧州議会の広報官はAP通信の問い合わせに対し、今年はすべての欧州議会の政党におよそ16万ユーロの基本額が認められ、残りは欧州議員の数に応じて支給されると答えた。

月曜日の晩の欧州議会議長団の決定によれば、欧州議会最大会派の欧州国民党(EVP)は総額で約350万ユーロ、欧州社会民主党(SPE)は310万ユーロ、自由党(ALDE)は120万ユーロ、緑の党、統一欧州左派(GUE)、またドイツからは議員が送られていない「諸国民のためのヨーロッパ連合」(UEN)はそれぞれおよそ60万ユーロ、欧州統合懐疑派グループ「独立と民主主義」(IND)は50万ユーロを支給される、と広報官は伝えた。

個々の議員のみで構成され、会派を組まないEU民主主義者EU-Demokraten(EUD)と欧州自由同盟(EFA)も、リベルタスと並びそれぞれ約20万ユーロを支給される。

原題:EU-kritische Partei Libertas bekommt Geld von der Europaeischen Union




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