2008年1月30日(水)11:00

スロヴェニアとマルタはリスボン条約を批准

リュブリャナ/ブリュッセル(AP)

スロヴェニアとマルタは火曜日の晩、欧州連合の改革を定めたリスボン条約を批准した。スロヴェニア議会は90名中74名の賛成、またマルタ議会は全会一致で条約批准を承認した。ハンガリー議会はすでに昨年12月17日、批准を済ませている。他の加盟24ヶ国ではこれから批准が行われる。EU議長を務めるスロヴェニアのヤネス・ヤンシャ首相は、残りの加盟国に対してスロヴェニアの例に倣い速やかに批准を行うよう呼びかけた。

リスボン条約は、フランスとオランダの国民投票否決により廃案となった欧州憲法の短縮版である。同条約は2009年6月までに加盟全27ヶ国によって批准されねばならない。アイルランドでは批准を問う国民投票が予定されているが、他のすべての国では議会の表決による。

欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長はスロヴェニアとマルタに条約批准の祝辞を送った。スロヴェニアとマルタの議会はリスボン条約批准により、「効率性、民主性、透明性を高めた強い欧州連合」に対する支持を表明したのだ、とブリュッセルの記者発表で述べた。委員長は、批准が2004年に加盟した三ヶ国で先陣を切って行われたことを「注目に値する」と評した。「これは拡大がEUの更なる発展にインスピレーションと推進力を与えることを示すものだ」と委員長は語った。欧州議会のハンスゲルト・ペッテリング議長も批准を歓迎した。

原題:Slowenien und Malta ratifizieren EU-Reformvertrag




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