2010年1月1日(金)10:56
AFP
スペインは新年に6ヶ月の任期でスウェーデンからEU議長国を引き継いだ。ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテーロ首相は政府のホームページで、任期中の二つの優先課題を挙げた。まずスペインは昨年12月に発効したリスボン条約の「速やかでダイナミックな」実行に尽力する。あわせて経済危機の克服を目指す、としている。マドリードの中心部では光と音のショーでスペインの議長国就任が告げられた。他のスペインの都市では議長国を象徴するEUの青い旗が翻った。
今回からリスボン条約で定められた新たな指導体制が発足し、ベルギーのヘルマン・ファンロンパウEU議長が欧州理事会の常任議長としてブリュッセルでのEU首脳会議を司る。これによりサパテーロ首相は割りを食う形となる。しかし首相は、第三国も出席する首脳会議の最後の自国開催を認めさせた。この5月のマドリード首脳会議は、バラク・オバマ合衆国大統領も出席することから、社会労働者党所属のサパテーロ首相の威信を高める場となる。
原題:Spanien uebernimmt von Schweden EU-Ratspraesidentschaft