2004年7月2日(金)18:15

緑の党のベーア党首はバローゾ新EU委員長に対し拒否権を行使する構え

キール(AP)

緑の党の党首を務めるアンゲーリカ・ベーア欧州議員は、ポルトガルのジョゼ・マヌエル・バローゾ首相の欧州委員長指名を厳しく批判し、欧州議会の抵抗を表明した。「指名手続きは欧州議会に対する傲慢な態度の現れだ。バローゾ首相はストラスブールの欧州議会で多数票を得られなければ、欧州委員長に選出されないのだ」とベーア党首は『キーラー・ナッハリヒテン』Kieler Nachrichten 紙(土曜版)に語った。

「EU各国首脳の指名と議会の承認の間には自動機構などない」とベーア党首は続け、バローゾ候補を選ぶか否かは議員自らの自由に委ねられていることを指摘した。「同候補が選ばれない場合は別の候補が立候補する必要がある」。ベーア党首は、場合によってはポルトガル首相の選出を阻止するために、欧州議会の他の議員団とも協議する意向を表明した。

原題:Gruenen-Chefin Beer droht Barroso mit Veto




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