2007年7月2日（月）19:16
ポルト（AP）
欧州連合の上層部は月曜日、ポーランドや他の国の政府に対して、6月下旬の首脳会議で合意されたEU条約を危うくせぬよう呼びかけた。ポーランドのメディアは先週、ヤロスワフ・カチンスキ首相がEU条約に異論を述べ、票決規定におけるポーランドの影響力を保持するよう保証を求めたと報道した。欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は、「合意したテーマはどれ一つ蒸し返してはならない」とポルトで語った。
私は自ら交渉に割ってはいるつもりだ。EU各国首脳が会談して合意したにもかかわらず、その直後に、全会一致で合意したことにあれこれ文句をつけるなどということは許されない、とバローゾ委員長は述べた。
EU議長を務めるポルトガルのジョゼ・ソクラテス首相は、新たな条約が最終的な文言の形で10月までに合意されるよう努力すると述べた。ポーランドの異論については「小さな誤解」であると評した。
原題：EU mahnt Einhalten des Gipfelkompromisses an