2007年7月7日(土)16:55

ポーランド家族同盟は新EU条約への反対を呼びかける

ワルシャワ(AP)

民族主義的性格のきわめて強いポーランド家族同盟は、新たなEU条約に対する反対を呼びかけた。教育相を務めるローマン・ギエルティヒ党首は土曜日の党大会で、超国家EUが生まれ、ドイツがEUの支配的地位を占める恐れがあると警告し、家族同盟は条約の批准を阻止するためあらゆる策を講じる、と語った。

ギエルティヒ党首は、この条約はEUの法律をポーランドの国内法の上に置くものだ。これは、ドイツの故郷放逐者からの賠償請求に脅かされているポーランド国民にとって危険な事態をもたらす、と主張した。「もしEUの法廷が被放逐者の財産問題を判断することになったらどうなるだろう?」と党首は問いかけた。「EU加盟から3年経ち、私たちは『EUの法廷』が頻繁に『ドイツの法廷』を意味することを知った」。ギエルティヒ党首はユーロの導入についても反対の姿勢を強調した。私は、「フランクフルトの銀行」がポーランドの通貨を管理するのを望まない。ギエルティヒ党首はまた、新条約はキリスト教について言及していないと批判した。

原題:Familienliga ruft zum Widerstand gegen EU-Vertrag auf




ホームへ戻る