2009年7月8日(水)14:04
ダブリン(AP)
アイルランドは10月2日にEU改革リスボン条約批准を問う国民投票を実施する。これはアイルランド政府が水曜日に発表したもの。ブライアン・カウエン首相は、私は今度は有権者が条約を承認してくれるものと確信していると述べた。アイルランドは昨年の国民投票で批准を否決している。6月中旬の首脳会議では、アイルランドに対して防衛政策や税政の主権、ならびに妊娠中絶の厳格な禁止に対する権利を保証する付帯条項が認められた。
二度目の国民投票でアイルランドが賛成すれば、機構改革を定めたリスボン条約は発効の可能性がある。当初は2009年1月1日の発効が予定されていた。同条約はEUの効率化と民主化を図るものである。たとえば欧州議会の共同決定権が拡大される。また現在の半年任期の輪番制議長に代わり、2年半任期のEU議長が選任されることになる。2014年には欧州委員会のスリム化も図られる。条約を国民投票にかけるのは加盟27ヶ国中アイルランドのみである。
原題:Lissabon-Referendum in Irland am 2. Oktober