2003年6月20日(金)20:29
AFP
ローマ法王庁は欧州憲法草案に「深刻な憂慮」を抱いている旨を表明した。アンジェロ・ソダーノ国務聖省長官枢機卿は金曜日、訪問先のポーランドの民放局TVNの番組で、「カトリック教会は憲法会議のこれまでの結論に深刻に憂慮している」と述べ、憲法前文にはキリスト教の文化的および宗教的遺産に対する言及がないと草案を批判した。また同枢機卿は、しかしこれはまだ草案に過ぎず、修正する時間は充分あるとも語った。
原題:Vatikan "ernsthaft besorgt" ueber EU-Verfassungsentwurf