2004年6月18日(金)23:54

フェルホフスタット首相とパッテンEU委員は欧州委員長候補を辞退

ブリュッセル(AP)

次期欧州委員長の有力な候補者であった、ベルギーのギー・フェルホフスタット首相と欧州委員会のクリス・パッテン外交担当委員は、候補を辞退した。金曜日の晩閉幕したブリュッセルEU首脳会議の後、フェルホフスタット首相は「私はEU議長にもう立候補しないと伝えた」と述べ、数週間もこの問題で不確実な立場に置かれたくないのだ、と説明した。EU議長を務めるアイルランドのバーティー・アハーン首相の伝えるところによれば、パッテン委員ももう立候補しないという。

ロマーノ・プローディ現欧州委員長の後任選びは、本来木曜日と金曜日の首脳会議で決定される予定であった。しかしEU各国首脳は木曜日の晩、両候補のいずれについても特定多数を集めることができなかった。この間9人の候補の名前が上がった。その中にはルクセンブルクのジャンクロード・ユンカー首相の名前も含まれているが、ユンカー首相は立候補を拒否している。自由党のフェルホフスタット首相はとりわけドイツとフランスが支持していた。パッテンEU委員は欧州人民党(EVP)の支持を受けていた。

EU憲法をめぐる交渉が長引いたため、もはや金曜の夜には解決に向けた模索は行われなかった。アハーン首相は、私は任期の切れる6月末までに後任の欧州委員長を見つけたいと述べた。臨時の首脳会議の日程についてはまだ発表していない。

原題:Verhofstadt und Patten geben auf




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