2005年6月11日(土)15:34

ポーランドはEU憲法の再交渉を否定

ベルリン(AFP)

危機に陥っているEU憲法を協議するEU首脳会議を数日後に控えて、ポーランドのアレクサンデル・クファシニェフスキ大統領はEU憲法の修正を拒否した。「修正となれば、すでに批准を済ませた国に不公平となる」と大統領は『ターゲスシュピーゲル日曜版』Tagesspiegel am Sonntagに語った。大統領は、フランスとオランダの否決に動じることなく批准手続きを継続するよう、EU首脳会議が明確な姿勢を示すことを求めた。大統領は、ポーランドは10月9日にEU憲法国民投票を予定している。批准手続きの中断は「誤りであり、EUにとって破滅的な敗北となる」。そうなれば「多くの良い計画がストップして」しまう。とりわけフランスとオランダは今後どうすべきかを提案する義務がある。これまでポーランドでは明確に過半数を上回る国民がEU憲法を支持しているが、「両国の答えがなければ、私たちは国民投票で問題を抱えることになろう」、と語った。

原題:Polen schliesst Nachbesserung an EU-Verfassung aus




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