2008年6月6日(金)15:49
アムステルダム(AP)
オランダの下院は金曜日リスボンEU改革条約を承認した。111名の議員が批准に賛成、39名が反対であった。今後条約は上院の審議に回されるが、上院の承認は形式的であり、確実と見られている。
オランダはフランス同様、2005年に欧州憲法案の批准を国民投票で否決し、EUを深刻な危機に陥れた。欧州憲法の廃案後に長い時間をかけて合意に達したリスボン条約については、昨年9月の閣議で国民投票を実施しないことを決定している。
今後は来週木曜日にアイルランドで行われるリスボン条約批准国民投票の行方に注目が集まる。最新の世論調査によれば、アイルランドでは反対が賛成を上回っている。リスボン条約は加盟全27ヶ国の批准がなければ発効に至らない。
原題:Niederlaendisches Unterhaus stimmt fuer EU-Vertrag von Lissabon
訳注:ドイツ通信社のニュースは、すでに昨日(5日)の段階で批准が承認されたと報じている。