2009年6月30日(火)12:40
ブリュッセル(AP)
欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は、ドイツが連邦憲法裁判所の判決を受けてEU改革リスボン条約の批准を速やかに完了するとの期待を表明した。「私は法廷がこの判決によってドイツの速やかなリスボン条約批准への道を開いたものと確信している。その意味で、すでに表明されたドイツの議会の意思を歓迎する」とバローゾ委員長は新聞発表で述べた。
これより前、ドイツの大連立政権の代表は、連邦憲法裁判所の求めたリスボン条約に関する付帯法案の修正を9月末の連邦議会選挙の前にも行う意向であると述べた。バローゾ委員長は、これにより「すべてのEU加盟国における批准手続きをこの秋にも完了できる」可能性が高まったと述べた。
1年前の国民投票で批准を否決したアイルランドでは、10月に再度の国民投票が行われる。ポーランドとチェコの大統領は、なおリスボン条約の批准文書への署名を拒否している。
原題:Barroso erwartet rasche Ratifizierung des EU-Reformvertrags